スマートフォンが私たちに仕えているのでしょうか - それとも、私たちがスマートフォンに仕えているのでしょうか?私はこのトピックについて最近ThePodcast.fmにおいてディスカッションしました。(エピソード168と175です。)また、Cal Newport (カール・ニューポート)の最新の本Digital Minimalism(デジタルミニマリズム)をちょうど読み終えました。この本をきっかけに私は自らのアプリのシステムや通知など、日頃頻繁にチェックしているものの見直しを図りました。それまでの私は、娘と遊んでいるときにさえスマートフォンをチェックしていたのです。このブログポストでは、このテーマについての私の考えを皆さんとシェアしたいと思います。
携帯電話を絶えずチェックする必要性の再確認
FacebookやYouTube、Twitterなどのいわゆる「人をつなぐ」ためのアプリの作成者たちは、何千人といったソーシャルメディアの友人たちの最新情報をユーザーが携帯電話で絶えずチェックするということで収益を得ています。残念ながら、私たちがオンラインで過ごしている時間は、全てその分実生活上の関係を犠牲にしているということになります。
私はInstagramを1日に20回はチェックしていました。直前にチェックした内容から何も変化がないこともよくありました。巧妙なアルゴリズムが常に新しいものが現れているように見せているのです。
そしてそれは私たちがFOMOの奴隷になってしまうということです: the Fear of Missing Out (見逃すことを恐れるようになってしまう)
Cal Newport(カール・ニューポート)は著書の中で、スマートフォンを"デジタルスロットマシーン"と比較しています。私たちは、何も変化が起こらないのに常習的にギャンブルをしているかのように、携帯の奴隷になってしまっているのではないでしょうか?
ステップ1: ソーシャルアプリを全て携帯から削除しました
私自身の携帯依存症を治すために、携帯電話の必要性の認識を改め、どのアプリが本当に必要なのかを考えました。その結果、ソーシャルメディアアプリを削除することを始めました。特に最も頻繁に使っているもの: InstagramとTwitterです。
ソーシャルアプリへのアクセスを制限したり削除したりするためのスクリプトを使用しました
iOS12での時間制限を設定すること以外にも、Instagramの使用をより少なくするには他に何ができるかを考えました。Radek(ラデク)とRafal(ラファウ) と共に、Siri ショートカットスクリプトを作成し、Instagramを1日に2回だけ開くことができるように設定しました。Instagramをスマートフォンの奥深くに隠し、そのスクリプトによってのみ起動するようにしたのです。1日の中でInstagramを3回目に開こうとすると、その日はもう十分に使ったということを、スクリプトが教えてくれるようになっています。
このスクリプトにはもう1つの利点があります: Instagramを2度目に開こうとするとき、私が既に今日1度アプリを使っていることを知らせ、さらに、次に使うのが最後になるがそれで本当にいいのかどうかを聞いてくれるのです。その考察の瞬間によって、それまでは衝動的にアプリを開いていたのが、意識的にアプリを開くことを決断するという行動に変えてくれるのです。
私はさらにそのスクリプトをFacebook(1日1回に制限)とLinkedIn(1日に1回)にも適用しました。
Twitterに関しては、アプリを携帯電話から思い切って完全に削除しました。というのも私はそのアプリを異常なほど使っていたからです。そして、TwitterはiPadでのみ使うことにしました。Twitterを使うときには、Tweetbotを使うことにしています。さらに、Twitterには1日に30分の制限を設定しています。また、フォローする人の数も減らしました。特に、政治的ポストをたくさんする人や近況報告を主にする人などです。それらのポストを読んでいると、私は自分のコントロールが及ばないことにまで気になってしまうからです。
ニュースサイトに関しては、読むことに取りつかれたようになっていたのでブロックしました
しばらくの間、私はiPhoneとiPad上で広告をブロックするために1BlockerXを使っていましたが、それはウェブサイトをブロックするのにもいいのではないかと気付きました。そして、ニュースウェブサイトへのアクセスをブロックするのに使いました。それまで私はほぼ機械的にこれらのニュースウェブサイトにアクセスし、世界で何が起こっているかを頻繁にチェックしていました。実は、ニュースを読むことで不必要にストレスを溜めてしまっていました。
それらのサイトをブロックすることで、私はニュースウェブサイトを開くことができなくなります。ある国や世界で本当に重要な何かが起きているときには、早かれ遅かれ誰かが私に教えてくれます。なので、わざわざ半日を使って複数のウェブサイトを検索したり、出来事に対して過剰に興奮したりする必要がなくなります。
ソーシャルメディアは本当は何のためにあるのかと聞かれたら - Golden State Warriors (ゴールデン・ステート・ウォリアーズ)を見るため
バスケットボールのファンである私は、お気に入りのチームをTwitter (@warriors)でフォローしています。チームの試合があると、チームはTwitter上でライブで試合のアップデートをしてくれます。朝(ヨーロッパ時間)私はイスに座って、試合のハイライトや盛り上がったプレイなどをチェックしています。
しかし、私はもはやTwitterをiPhoneに入れていません。どうやってチェックすればいいでしょうか?さらに言えば: 彼らの試合無しでどうやって生きていけばいいでしょうか!?
Warriorsの試合を見るにはもっといい方法があったのです - それはソーシャルメディアを経由しません。彼らの試合のスケジュールを常に把握しておくために、チームのiCalカレンダーに登録しました。また、“Golden State Warriorsのゲームのハイライト” を検索するスクリプトを作りました。検索結果の最初のラインには常にYouTubeクリップのゲームの10分間の要約が表示されています。朝食の間、座りながらゲームの最高の瞬間を見ます。これで終わりです!これなら実際のアクションをもっと見れますし、Twitterのポストを読むよりも断然エキサイティングです。さらにたった10分しかかかりません!
Podcastを一緒にレコーディングしているRadek (ラデク)は、もう一つ役に立つヒントをくれました: 彼は自身の興味のあるSpaceXやその他ロケットに関する情報を得るために、RedditやTwitterをチェックする代わりに、そのテーマに関する重要なアップデートを要約してくれているニュースレターに申し込んでいるということです。
自分に一番合った方法を見つけましょう
携帯を使う際のあなた自身の習慣を観察してみてください。アプリ毎にあなたの使い方を分析してみてください。あなたにとってソーシャルメディアを使うことでの利点を再考し、他の方法(より良い方法)でも同じゴールに到達できるかを考えてみてください。特定のアプリを使う際に時間制限を設定したり、私のように、使う回数を超えたらブロックするように設定してみてください。スマートフォン中毒から開放され、その本当にあるべき姿 - あなたが世界とつながり続けることを可能にするポケットコンピューターであることを再確認してみてください。