新しい習慣を身につけるのにNozbeがとても役に立つのをご存知ですか。外国語の習得を例として挙げてみましょう。第二、第三言語を話せたらいいな、と思わない人はいないと思います。そうですね、フランス語を例に挙げましょう。
始める前に
何かを習慣化するプロセスには、それをルール化するある種のメカニズムが必要なことが科学的に証明されています。このことに基づき、以下習慣化するためのヒントをまとめました。
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大きな目標を設定する - 達成したいこと、そしてなぜ達成したいのか、に対しての構想を持ちます。しばらく自分と向き合って話します。ここでは、新しい言語を学ぶことが本当に自分にとって必要なのかを確認します。
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いいえ、と言わないことが物事を楽にします。 — Leo Babauta - 大きな目標へ小さな一歩から始めましょう。簡単なタスクを設定することから始めましょう。そうすることでモチベーションに左右されること無くそのタスクを完了できます。(モチベーションは日によって様々で、また天気やそのときの気分、環境などによって変わりやすいのです。)
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すでにしている習慣を利用し、それに付随する形で新しい習慣を作ることは、いまある習慣を変えたり修正したりするよりも簡単で効果的です。その行動に取り掛かるよう誘発してくれるようなところに習慣を持ってくると良いでしょう。例: 起床し水を飲んだらフランス語の勉強を始める
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習慣付けに失敗したら、できるだけすぐに元に戻りましょう。心配は要りません。一度や二度その習慣をすることを忘れても、それがどのステージで起ころうとも、あなたの長期的な進歩には大きな影響はありません。完璧にやろうとするよりも、自分にとって楽で良いようにやりましょう。素晴らしい仕事をしているのですから。
OK。ルールが分かったら、さっそく取り掛かりましょう:)
あなたのビジョン
上でも少しお話しましたが、まずはビジョンや構想を練り、大きな目標を作ることから始めます。
フランス語でコミュニケーションが取れるようになったらあなたの生活にどんなに素晴らしい変化が訪れるかを考えてみてください。仕事の上でもあなたのポジションがもっと上がったり、より良い仕事に就ける可能性が広がるかもしれません。フランス語ができれば、夢だったアフリカ旅行も現実味を帯びてくるとは思いませんか。そもそも、フランス語そのものが好きではないでしょうか。音の響きが素敵ではないでしょうか。フランス文化はどうでしょうか。音楽は?フランス料理は?大学でのフランス語の授業が楽しかった思い出はありませんか。
こうしてフランス語を勉強することが本当に大切で有意義であると確認できたら、今度は大きな目標を設定します。例えば、6ヶ月後にオンラインの中級フランス語の試験で80%以上の得点を取る、または、旅行のガイドブックをフランス語で読む、などといったものを設定します。
大きな目標が設定できたら、次に道しるべとなるマイルストーンを考えます - 定期的に進歩を確認できるような小さなゴールです。
勉強の教材と資料
これに関しては私の管轄外です :-) 言語を学ぶ際には、あなたに合った最適な方法と教材が必要です。
Nozbeのセットアップ - ゴールとマイルストーン
Nozbeで “フランス語” というプロジェクトを作ります。
プロジェクトの説明に、あなたのビジョンとこの目標を達成したあとの概略を書きます。これをモチベーションとし、原動力にしましょう。 :)
“成功” という新しいタスクを作成します。コメントにごほうびや素晴らしい価値などを書きます - 完了した後にあなたのごほうびとなるので、とても良いものを書いてください :) そして “半年ごと” の “繰り返し” のパラメーターを設定し、完了をマークします。プロジェクトを誰とも共有しないときには、タスクは自動的にあなたに委任されます。誰かと共有した場合には、責任者 を “あなた” にするのを忘れないでください。こうして半年ごとにタスクとして現れ、優先リストに上がります。今のところはこのタスクは見えないようになっています。
さて、最初のマイルストーンを設定してみましょう。Nozbeの “フランス語” のプロジェクトで “マイルストーン” または “進歩のレビュー” タスクを作成します。先ほどの例のように、オンラインテストで80%のスコアを取る、フランス語の記事を読む、などといったものです。
会話のためのトピックのリストを一つずつタスクにするのもいいと思います:
次に、“日付” のパラメーターで1ヶ月以内のある日を設定し、自分を責任者に設定し、 4週間ごと の “繰り返し” パラメーターを設定し、完了をクリックします。こうすることでそのタスクは1ヶ月ごとにあなたの優先リストに現れ、同時に最初の進歩のレビュー確認ができます。
毎日行うタスク
小さなことから始めるために、毎日15分の期間を設定してみましょう。気分が乗っているときは取り組み時間を長くしてもいいですが、最低でも15分を取ります。準備が万端であるときには、取り組み時間が長くなることもあります。
Nozbeの “フランス語” のプロジェクトで、新しいタスク “レッスン1” を作成します(1,2,3)。最初の日に学びたいことを記入します(4). 自分にタスクを委任し (誰かとプロジェクトを共有している場合)、“日付” パラメーターを設定します。ここでは8月10日月曜日午前7:00とします。(5) そして、“所要時間” を15分に設定します。(6)緑色の星を使ってタスクを 優先 にもできます。(7)
Nozbeの設定 セクションから 通知 を設定します。スマートフォンでも通知設定が “オン” であることを確認してください。タスクを午前7:00に設定したので、30分前、つまり6:30になったらNozbeから通知を受け取ります (これはNozbeでの通常設定です)。
アラームの時計を6:29にするのをオススメします :-) 6:30のNozbeからの通知が二度寝するのを防ぐ効果も期待できます:-)
そうして起床し、コップ一杯の水を飲み、フランス語の勉強を開始します :-) 好きなだけ勉強して構いませんが、15分以上行ってください。レッスンが終わったら、レッスン1を完了し、明日の勉強のためのトピックスを準備します。準備が終わったら “レッスン1” と同じようにパラメーターを付け、それを"レッスン2" として保存します。 “日付” を翌日の午前7:00に設定します。
あるいは、レッスンのタスクを毎回完了させる代わりに、“責任者” のパラメーターを “あなた” から “誰か” へ委任し、日付を削除することで、そのタスクを常にタスクリストに表示させておくことも可能です。勉強をする際に、すでに学んだトピックス全体が見えたほうがいいということもあるかもしれません。
いずれにせよ、毎日この手順を繰り返します。新しいタスク: 6:30になり全ての準備が整ったら、“レッスンX” を毎回のセッションの次に追加します。学ぶプロセスをもっときちんと組み立てたい、そのためにレッスンごとにいくつかのカテゴリーを設けたいという場合もあるかもしれません:
- 文法 - 火曜日、木曜日
- 語彙 - 月曜日、水曜日
- ネイティブとのSkypeでの会話レッスン - 金曜日
Nozbeの カテゴリー では “文法”、“語彙”、“会話” を追加でき、これらのカテゴリーでフィルタリングできるので、あとで毎月のレビューなどの際にとても便利です。
マイルストーン
辛抱強く継続することができると、素晴らしい進歩が待っています。あまりに大きすぎるゴールを設定せず、あまり多くの時間を勉強に費やさず、難解な文法に悩まなくてもいいと思います。言葉と"共に" 過ごした時間こそがすでに学んでいるということだと思います。
ある朝にレッスンをし忘れたとしても - ストレスに感じる必要はありません。全然OKです。次の日から続ければいいのです。全部かゼロかというようなメンタリティはよくありません。
1ヶ月後、最初に作成した “マイルストーン” タスクは 優先リスト に現れます。そのときにバーの設定が高すぎたか(もしくは低すぎたか:-)) が分かるでしょう。また、1ヶ月の間に何ができて、何ができなかったかも確認できます。そのときに、習慣化するのを拒んだものは何だったか、自分自身に問いかけてください。習慣付けに障害となったものはありましたか?日々どのような問題があなたをコースから外れさせたのでしょうか?それらの問題をどうやって解決できるでしょうか?あなた自身の戦略を修正し、最適化したあと、次の月のサイクルを開始します。
再考が終わったら、新しいマイルストーンを “マイルストーン” タスクに書き入れます - 新しい コメント として、また月末に再考ができるようにゴールやトピックスを書き入れます。ここで一旦タスクを完了させ、来月また現れるようにします :)
最終目標
6ヵ月後、6つのマイルストーン全てを完了したら、最初に設定した大きなゴールを終了させる準備が整ったということになります。テストをしてみて、80%以上の結果がでるか、もしくはフランス語で旅行ガイドブックを読んでみてください。ここで、“成功” のタスクがタスクリストに現れます。もしかしたら、成功のタスクには素晴らしいごほうびが待っているかもしれません。:-)