あなたの生活を変えてくれる電子書籍に移行すべき7つの理由

リーディング/読書は私たちが学校で学ぶ最初のスキルのうちの1つです。このスキルは私たちの人生を通して使い続けるものです - 職場へ出かけるとき(道路標識を読んでいます)、Eメールを処理するとき、レポートを見るとき、ニュースを閲覧するとき、ソーシャルメディアをチェックするとき、とあらゆる場面で活躍します。しかし私たちは、リーディング・読書を情熱に火をつけたり人生を変えたりするようなものとしてはほとんど見ていません。

読む、それとも読まない?

この超高速で進む世界は、私たちがとても処理できないほどの情報を提供していますが、それでも本を手にとって読むことは常に私たちの生活に価値をもたらしてくれます。一番最初に小説を読んだときのことや、カラフルな恐竜の本を最初に開いたときのことを覚えていますか?どんな気持ちだったでしょうか?皆さんは心の奥深くにどんな思い出がありますか?私たちは皆が熱心な読者家というよりは、「そのときそのときに熱心な読書家」であり、つまり、熱心な読者家になる適切な時間や場所、きっかけを待っているのです。

生産的なリーダーや成功者 - どんな成功であれ - は、読書を生活の中心と位置づけていたり、朝に集中させたりしています。故スティーブン・コヴィー(Stephen Covey)は、読書を精神的な幸福や心の幸福を高めるために “のこぎりを鋭利にする” 方法として認識していました。「Miracle Morning」の著者であるハル・エルロッド(Hal Elrod)は、読書を命の恩人(Life S.A.V.E.R.S.)として位置づけています。「R」は読書を表しています。

読書をするということを考えるとき、私たちは皆、物理的な本の手触り、香り、大きさ、見た目などを心の中に思い描くと思います。これらは本を特別なものにし、記憶すべきものとして認識するための要素となります。そして、これらの財産ともいえる要素が電子本には欠けているというところでしょうか?その答えがイエスであれば、ぜひ電子書籍が提供する以下の利点を考慮してみてください。

ここから、電子本に移行すべき7つの理由を説明していきます:

1. すぐに届く

これは小さい利点です。電子本は購入とほぼ同時に手元に届きます。欠点は大きな本屋の魅力を欠いていることです。

2. コストが安い

従来の書籍と比較すると、コストを削減して計算することができます。Amazonで電子本を購入すると、最大75%まで節約できます: そもそも電子本はハードカバー版と比べて価格が半分ほどであり、次に、ハードカバーの送料は時に本そのものの値段くらいすることがありますが、電子本には送料の必要がありません。もちろん、かかる費用は出版社やあなたの住所地、マーケットなどで異なってきます。

3. 場所の制約が少ない

これは一番重要な利点のうちの一つです。電子本はハードディスクの容量以外にはスペースを取りません。これは従来の書籍に比べて非常に大きな利点です。特に、あなたが熱心な読書家であり、本を置けるスペースが限られているときにはとても意味を持ってきます。クラウドに保存された電子本は、ハードドライブの容量を消費することもありませんし、永遠にその本を所持することができます。

4. 持ち運びも簡単

電子本はポケットに入れて運ぶことができ、移動中も本を簡単に読むことができるのでとても便利です。たくさん乗客がいる列車で移動しているときでも、300ページのハードカバーの本を読むよりは、端末の電子本をジェスチャーで読むほうが非常に楽です。

5. 様々なプラットフォーム

電子本はモバイルデバイスからパソコンや電子書籍リーダーまであらゆるプラットフォームでサポートされています。外出ですか?充電が必要ですか?スマートフォンやタブレットを取り出して、引き続き読書を続けられます。インターネット環境が必要な場合もありますので、ご注意ください。

6. ノートを取れるオプション

これが本当のメリットです。多くの場合、本には後で参考にしたい沢山の情報やアドバイスが含まれています。ペンでメモを取ったり、付箋を貼ったりするのもいいですが、本にそのまま付けられるノートがあればより強力なツールとなります。たとえフィクションを読んでいたとしても、素敵なフレーズや引用を見つけてそれを協調しておくことができます。言語を学習しているのであれば、Kindleに組み込まれたオフライン辞書が特に役に立つかもしれません。また、単語のつながりや連語をマークして、後で参照できるようにノートブックに保存しておくことも簡単です。

7. ノートのエキスポート

たとえ上で述べたような機能を電子本が提供しなかったとしても、エキスポート機能だけでもとても価値のあるものです。#6 でも取り上げましたが、電子書籍ではテキストをハイライトし、ノートを取ることができます。Kindleデバイスを使っているのであれば、あなたが取ったノートやハイライトの部分をPDFファイルやExcelシートにエキスポートでき、あなたのアカウントにメールで届きます。

それから本の要約を作成することもできます。抜き出したものからマインドマップを作成し、将来に役立ててみましょう。本の中からのアドバイスを生活に導入するためのアクションプランを作成することもできます。言語を学習しているのであれば、ハイライトした連語やフレーズを集め、参考資料とするのもとても役立つやり方だと思います。あなたのスケジュールに合った時、例えば毎週金曜日に「連語ライブラリー」を開き、見直すことができます。

熱心な読者になるには

私たちはオーディオブックの夜明けを目撃しています。オーディオブックを聴きながら林の中のコースをジョギングする、といったような人がますます増えています。これはあなたが考慮すべきもう1つのオプションです。読書をするのに新しいプラットフォームを選ぶことで、「一度だけの読書家」から「毎朝30分の読書家」へと変貌できる可能性が広がります。明日からぜひやってみてください。最初の電子書籍を読み終える頃には、スクリーンでの読書が快適に感じ、さらに、自分が毎朝6:00に電車の中で本を読んでいる唯一の乗客であるということに誇りを持てることでしょう。

チャールズ・デュヒッグ(Charles Duhigg)はその著書「習慣の力(The Power of Habit)」の中で、全ての習慣は習慣のループの中で形成されると言っています。習慣はキューによって開始されます - それは場所であったり、時間であったりと、ループの2番目の要素であるルーチンをすぐに起動させるようなアクションのことです。ルーチンはあなたが習慣にしたいと望むようなアクションそのものです。各ルーチンは習慣を確固たるものにするという報酬(3番目の要素)で終わります。著者は、計画を立て、そしてキューを分離する必要があると提案しています。

例えば、Kindleを持ち運び、電車(場所)をキューとして使うことでそれを実現できます。電車に乗る度に、電子本リーダーを取り出し、読書を開始します。大体30日後には、あなたは自動的にデバイスを取り出して、読む本がないと不快にすら感じるようになっていることでしょう。

どのプラットフォームを選んでも、読書の時間を見つけることができます。運動中、通勤中、就寝前に読む、そのどれも素晴らしい選択です。読書を毎日行って正しいキューを確立することで、読書を習慣化することが最善策です。

習慣化するまでを記録

習慣が確立されるまでは、読書の習慣を記録していくことを推奨します。そのような記録するためのアプリはたくさんありますが、シンプルなExcelシートや印刷したカレンダーでも十分記録できるでしょう。私は習慣化するための最適な手段として、Evernoteのジャーナルを使っています。Evernoteのウェブページから無料で月ごとのカレンダーをダウンロードでき、各エントリーにチェックボックスを挿入することができます。このノートをショートカットに保存し、毎晩アクセスして取組状況をチェックするようにします。サイクルを壊さないようにしてください。

もう大丈夫だと感じたら、もはやその習慣を記録する必要はありません。習慣を確立するには30-60日間掛かります。

最後に

この記事では、物理的な本の時代は終わったとは主張していません。物理的な本も大変素晴らしいものです!それは状況によって左右されます - 本を電車の中で読んでいるのか、フィクションを読んでいるのか、ビジネス書を読んでいるのか、テクノロジーの手引書を読んでいるのか、言語を学習するために読んでいるのかなどの状況によって異なります。あなた自身の図書館を作ろうと本を集めているのであれば、ぜひ書籍を集めてください。

最後に、電子本はブルーライトを放ち、それが睡眠障害に繋がると言う人もいるかもしれません。この問題を取り上げてみると、就寝前に読書をする場合には、ブルーライトをブロックするようKindleデバイスにブルーライトフィルターを付けることが出来ます。就寝前には物理的なフィクションなどの本を読み、朝の通勤ではKindleで自己開発などの本を読む、そして、仕事終わりのジムではオーディオブックを聴く、というのがいいかもしれません。どのような形を取るのであれ、読書の習慣を続け、心と精神を成長させていってください。

チャバ・ヴァダヂ-フロップ (Csaba Vadadi-Fulop)
現在R&Dの分野で活躍しているハンガリーに拠点を置く生物学者PhD。彼は生産性に対する熱意を持っており、ブログポストも書いています。チャバへのコンタクトはこちらからProductivity95.com.