あなたのビジネスの財務を適切に整理するための7つのヒント

財務会計は経営の質とビジネスの効率を反映する鏡です。ビジネスの最初の段階から、財務の適切な会計処理を行うことで、財務状況を正しく評価でき、キャッシュフローを正しい流れに向けることができます。この記事では、ビジネス展開の各段階において、資金の流れをいかに考慮し、財務状況をいかに分析するかについてお話いたします。

月/四半期/年ごとに実プランを作成する

マーケットやビジネスの変化率や不確実性は高まってはいますが、それでもプランは必要です。プランニングの過程では、数期間先を予測し、財務上の結果がどうなっているかを予測する必要があります。

実際にどのようにすればいいでしょうか?

  • 不確実性が高い場合には、3つのシナリオが考えられます: 楽観的、現実的、悲観的の3つです。このプロセスにおいては、全てのシナリオについて準備し、最も可能性の高いシナリオを算定する必要があります。
  • カギとなる指標にするために、プランした売り上げや価格の傾向をできる限り正確に決定します。プランニングの結果として得られた数値は、組織全体、または、別の部門が運営する予算の基礎となります。そのため、営業部門、調達部門、財務部門、などいくつかの部門が予算の作成に取り組んでいます。

調達部門と営業部門の作業を同期しましょう (Nozbeを使えば、タスクでコミュニケーションできます)。この2つの部門がスムーズに機能していない場合、購入者への商品の提供や会社の評判に問題が発生してしまいます。商品を販売する際には、取引が次の購入者にとって有益になるように、商品の価格を下げるなどの必要があります。

各パートナーに財務管理の機会を提供する

会社に複数のパートナーや創設者がいる場合、原則としては、その中の1人だけが会社の運営管理に従事していることと思います。その他のパートナーは、現在の問題等に煩わされることなく、お金の流れや何が起きているかについて把握しようとすることから次第に遠ざかることでしょう。

すると、支出は次第に不合理であるように見え、関係性はもはや透明で誠実であるように見えなくなります。そして、パートナーとの良い関係は徐々に崩壊していきます。経済的な不一致により、何千ものパートナーシップやフレンドシップは崩壊しています。しかし一方で、会社の状況をきちんと管理し、パートナーにも会社の全ての変化についてを完全に認識してもらうようにすれば、そのような崩壊を回避することができるでしょう。

エラーを修正するには

財務諸表を作成し、記録していくことで、あなたやパートナーがどのくらいの資金がどこに使われたか、などについて常に認識できるようになり、また、確立された予算をはるかにオーバーしたりすることもなくなるでしょう。それは共同事業になるとより効果を発揮します。各パートナーが必要なデータをいつでも入手できるという条件で、そのようなレポートを、信用できる外部の会計士や社内の他のスタッフに任せるのもいいと思います。

口座を分けて管理する

仕事のためのお金と家族のためのお金は分けて管理するべきです。口座を分けて管理することで、税金やその他の支払いを処理するときの混乱を避けたり、会社のお金をより責任を持って管理するのに役立ち、また、正確にどれだけのお金が出入されたのかを記録していくのに役立ちます。このアプローチによって、会社が困難な時期に直面した場合でも、あなたの家族等に必要な資金を、会社の負債や必要経費から守ることにもつながります。

別々の口座を維持するための実用的な方法

  • あなたのビジネス用の銀行口座を持つだけでは十分ではありません。その口座にあるお金を会社のお金として正確に捉えることが重要であり、そのお金は今後もビジネスのさらなる発展に再投資されなければなりません。事業の経費全てが1つの口座から発生していれば、記録管理もしやすく、会社の経費や利益を明確に把握できます。
  • お金を安全な場所に保管しましょう。他のビジネスマンなどと良く話し、彼らがどの銀行のどの貯蓄プランを使っているかなどについて調べましょう。加えて、投資の様々な機会を常に考えておきましょう。お金を溜めておくのではなく、増やすことを考えてください。

会計や財務管理のための最新のソフトウェアを利用する

会計プロセスの自動化をすることで、あなたを忠実にアシストします。これによって、あなたやあなたの従業員は、より速く、よりミスが少なく仕事ができるようになるでしょう。適切に扱えさえすれば、有能なプログラムは財務管理を自動化するのに役立ちます。あなたのニーズに基づいてプログラムをカスタマイズしてみてください。必要なレポート作成をオーダーしてみてください。ビジネスの拡大とともに、あなたのニーズも変化していくものなので、プログラムを頻繁に見直してください。

定期的なバックアップをするのを忘れないでください。そうすることで、プログラムが故障したり、ウイルスに感染したりした場合でも、数年分のアカウントのデータが失われることがないよう安心できることにつながります。クラウドやハードドライブに自動バックアップを設定し、データの整合性が100%保証されるようにしましょう。

新しいマーケットに参入するときに高すぎるリスクは避ける

リスクはそれが本当に正当化できるときには、リスクを取ってもいいですが、それが大きな衝動、または影響を与えるのあれば降りるべきです。リスクを正当化できるときには、リスクはポジティブな期待がありますが、大きな衝動や影響のリスクはネガティブです。ポジティブな期待の可能性は私たちに有利に働き、ネガティブな可能性は私たちの期待に反することになります。新しいマーケットへの参入や新商品の発売はリスクが伴います。そのリスクを正当化することが重要です。賢い金融家は、新ビジネスや新商品のアイデアを見つけ出し、それが時間とお金を投資する価値があるかどうかを判断することができます。

リスクな支出を避けるには

金融家は正当なリスクを取り、起こりうるネガティブな影響を減らし、起こりうる損害を保証しなければなりません。

  • 新しいマーケットに参入するとき、まずは状況を調査してから投資を計画します。投資それ自体が正当化できない可能性が多々あるかと思います。最初の調査は社内で行われ、次の調査は専門家による市場調査、パイロットプロジェクトの立ち上げによる仮説の検証によってなされます。

  • 市場のメカニズムを理解し、どういった製品の需要があるのか、どの価格か、などを調べます。財政目標を達成するために、そのマーケットに十分な能力があるのかを判断します。ニッチが貧弱であったり、十分発展していなかったりすると、リーダーシップは役に立ちません。

自分の国内マーケットを調査するのに十分時間を掛ける

この主題に対して、あなたのビジネスがどうであるか、自分に問いかけてみてください。

もしあなたがあなたの顧客や競争相手を十分に知っていないと、あなたはお金を失うことになります。例えば、あなたが誰も買わないような、高すぎる価格か、または低すぎる価格で製品を発売したら、顧客を失ったり、利益を失うことにつながります。こういった知識がなくても、あなたの資金を"喰らい" 、望み通りの結果を生み出さないような広告キャンペーンを出すことは簡単です。同じことが多くのことに言えます。

何をすべきか?

答えはシンプルです - マーケット、ニッチ、顧客、競争者、トレンド、などについてのデータをできる限り集めることです。幸いなことに、今では人工知能を使ったものを含む多くの高度なシステムがあります。それらはこういったデータを集めるのにとても役立ちます。

あなたの金融リテラシーを向上させる

事業を行うことは、これまで通り、財務管理のための主要な解決策の流れです。あなたのビジネスが成長するにつれて、あなたはより重要な財務上の決定をしなければならなくなることでしょう。有能な財務担当者がチームに入ったとしても、彼と同じように財務上の言語や知識を用いて、彼と一緒にビジネスの目標などを形作る必要があります。このため、会社がまだ最初の段階からあなたの金融リテラシーを向上させるよう努力する必要があります - 本を読んだり、ウェビナーを視聴したり、セミナーに参加したり、財務管理について経験豊富な他の事業主とよくコミュニケーションを取ったり、などなどが必要です。

短いまとめ

ここで、会社の財務管理を明確にする主要なステップを繰り返します:

  • あなたのビジネスがスタートしてからのキャッシュフローを分析する習慣を身につける。
  • 必要経費を計画し、収入と比較する。
  • 国内市場、海外市場の情報を絶えず収集する。
  • 個人の財務と会社の財務を混同させない。
  • レポートのプロセスを自動化する。

これらのヒントが皆さんのお役に立つことを願っています。あなたの会社の発展と、支出より収入が卓越するよう願っています。

Frank Hamilton (フランク・ハミルトン)
Frank Hamilton (フランク・ハミルトン) は翻訳サービスTheWordPointで翻訳家として働いています。彼はまた、旅行が好きで、スペイン語、フランス語、ドイツ語、英語を話します。