今回の記事はこれまでとは少し毛色が異なります。記事は私たちが理念として信じ大切にする、会社の方針についてです。
以前、私自身で ウィークリーレビューをしているとき、どのように自分が意思決定しているかをふと考えることがありました。決定の中身は主に、会社の中での #NoOfficeに対するディスカッション、 5月に行われたチームとのミーティング、また、ビジネスに関するトピックなどでした。私はその時ふと、私自身が一貫していないのではないかと感じました。
私は果たして正しかったのか、特に、なぜ 私はそのような意思決定をしたのか、についてはっきりしませんでした。
答えはすぐに分かりました: 私は一貫していなかった。なぜなら、私の原則、もしくは、会社の理念といったものが言語化され、明確化されていなかったからです。私たちはこれを何とかする必要がありました。文章化が必要でした。
私たちのゴールは明確です: 皆さまが物事を成し遂げるお手伝いをすることです。要は_いかにしてそれを達成するか?_ もしNozbeユーザーの皆さまが私たちの価値観を理解してくださったなら、私たちがやっていること、 そしてなんのためにやっているのか、ということも理解してくださるのではないかと思っております。
##ノー オフィス - 仕事は行くための場所ではなく、何をするかです。
私たちの使命: たくさんの人やチームがタスクを通してのコミュニケーションで、効率的に多くの物事を成し遂げ、ワークライフバランスの取れたより充実した生活をしていただけるようサポートすることです。
私たちは共通のゴールを達成するために最も効果的である、タスクを使ってのコミュニケーションを促進しています。
一人で仕事に取り組んでいる方でも、“今日の自分"と"未来の自分"がタスクを通してコミュニケーションしている のです。”
私たちのゴールは明確です: 皆さまが全ての物事を成し遂げるようサポートすることです。要は、いかにしてそれを達成するか? (Click to tweet)
1. 私たちは縛られていません。
- どこからでも仕事ができ、場所に縛られません (どこの国・街・場所・家・その他スポットからでも構いません)。
- いつ仕事をするか選ぶ自由があります (日中、夜、夕方など)。
- 仕事をするのに使うツールを自由に選ぶことができます (皆が皆、私のようにiPadだけを使っている訳ではありません :-)
チームメイトがそれぞれ仕事の上で最善を尽くすことができる環境です。それぞれに合ったスケジュールで、それぞれが好きな環境で。ただ、自由とは言え、チームのニーズや要求をよく考慮に入れる必要がありますが。 給料分の時間は働く必要がありますが、その時間を決めることができます。
さらに、各々が仕事に使うツール(ハードウェア、及び、ソフトウェア)の購入を会社がサポートしてくれます。仕事をするためにベストな環境が必要だからです。
2. お互いの信頼関係がよく築かれています
“支配することはいいが、信頼することのほうがもっといい”。チームの中で各々が100%仕事に従事していると信頼してます。それは、同じ船に乗っているからです。
お互いを100%コントロールすることはできません。オフィスで働いていたとしても、厳密に言えばそれは不可能でしょう。なので、私たちはコントロールすることを完全に否定しました。信頼しあうことを選びました。これはとても意識の高い 選択であると思います。コントロールすることに力を入れる代わりに、私たちのアプリの開発に取り組むことに力を入れています。私たちができうる限り最良の製品をユーザーの皆さまへお届けしたいと考えています。
私たちは小さなチームですので、一人一人の貢献がきわめて重要で決定的です。ですので、各自の成功がNozbeの成功と言えます。それぞれの役割がいかに重要であるかを皆が分かっています。
批判に対してオープンです。私たちも批評や批判をします。しかし、個人を攻撃するのではなく、問題に対して批評をします。解決策を見つけたいからであり、何かを証明したり、議論に勝ちたいからではありません。
3. 私たちは非同時的に仕事をしています
- 多くの時間をそれぞれが非同時的に過ごしています。
- メッセージが付いたタスクを委任し合ってコミュニケーションを取っています。
- 必要なときにだけミーティングをスケジュールしています。
非同時的な仕事のやり方はタスクのやり取りの方が集中できます。より深く、そして流れに乗れるのです。お互いを邪魔したり、相手の仕事を遮断したりするのは、必要でない限りはしないようにしています (大抵は、必ずしも必要で無いことのほうが多いです) 。私たちはヒントや委任でも書いたようなやり方に従い、タスクに詳細を記入します。これは質問や説明のための時間の節約にもなります。ここでは、 コメントを広く活用しています。
Slack、Zoom、その他のツールはNozbeではサポート的な役割として使っています。ルール: タスクを作ってメッセージを送ることです。必要なときだけミーティングを実際にスケジュールします。定期的に決まった ミーティングや、新たにスケジュールされたミーティングは実際には行われないこともしばしばあります。特に議論する必要に迫っているものが無かったり、別の日にやった方がいいと判断した場合などです。 ここでは、私たちはコミュニケーションピラミッドを実践しています。
4. 私たちはモバイルです。
- 私たちは誰もがモバイルデバイスを使っています。
- どこからでも仕事ができます。本当に、どこからでもです。
- 私たちは各自、モバイルライフスタイルをサポートするソリューションを使用しています。
各々が好きなオペレーションシステムを使って仕事をしています: Mac若しくは他のPC、Android若しくはiOS、または、デスクトップ若しくはタブレット、などなど。使い方を良く知っていて快適なデバイスでこそ生産的な仕事は なされます。
同じことがNozbeユーザーにも言えると思います: それゆえ、私たちは6つの異なったオペレーションシステム(watchOSを含む)に対応したものを提供し、さらにブラウザバージョンも用意しています。
仕事では私たちはクライドベースの、マルチプラットフォームツールを使っています。こうすることで、どこからでも必要なときに、デスクトップであろうがモバイルであろうがアクセスして仕事をすることができます。今日では、 人々はスマートフォンやタブレットに非常に多くの時間を費やしています。それゆえ、Nozbeもモバイルデバイスでできるだけ使いやすいようにと配慮しました。私たちはそれぞれ離れて仕事をしていますので、Nozbeが _モバイルで完璧に_動作することの重要性をとても良く分かっています。
支配することはいいが、信頼することのほうがもっといい (Click to tweet)
5. 私たちは最前線にいます
- ハードウェアもソフトウェアも常に最新で一番いいものをテストしています。
- トレンドを調査し、新しいソリューションをテストし、球が向かう先に行こうと努力しています。
- 絶えず学び、改善し、物事をできる限り自動化できるよう挑戦しています。
私たちは最前線に立っています。常に最新のハードウェアとソフトウェアを使うことが義務であると考えています。前進していないならば、後退していっているということです。進んで新しいものをテストしています。未来は予測 できないので、多くのものをテストし、私たちで試みたいのです。
私たちは貢献したいと考えています。新しいテクノロジーを学び、新しいツールを使います。これらの小さな努力は他の人には見えないものかもしれません。私たちが今日リリースしているものは、実際には何ヶ月も前から始まったもの なのです。その都度絶えずコースを正し、うまくいかなかったものを修正し、時に予想しなかったような道を進みながら、ユーザーの皆さまに貢献できるように努力しています。
6. お互いに助け合います
- 私たちは世界中の人々がより良くなるため、また、世界がより整理された場所となるためのソリューションを提案しています。
- 共通のゴールを達成するためにお互いが助け合っています。
- 私たちは利益の一部を、周りの恵まれていない人のための慈善事業のために使っています。
私たちNozbeは元々助け合う精神で始まりました。Nozbeが世界をより良い場所に変えてきたのです: 人々が計画的に整理するのをサポートしてきました。また、タスクを通してのコミュニケーションを 推進することで、たくさんの会社がよりモダンに、より効率的にビジネスが行えるようになりました。毎日何千、何万という人がパソコンやモバイルデバイスを前にNozbeで毎日を計画しています。そして、計画した物事を Nozbeを使って成し遂げています!
チームの中でお互いが助け合いますが、社会の人々への助け合いの精神も忘れていません。毎月利益の3%をNozbe基金へ募金しています。次に、私たちはこれらの基金をいかに意義のあることに使えるかを決めています。
7. 私たちは何事にも疑問を投げかけます。
- 私たちはいつでも意見を変えることができます。
- 私たちは一つのことに固執しないようにしています。なぜなら、固執するといつも同じやり方になってしまうからです。
- ビジネスモデルを時に壊し、再開発するような考えを持ち、それがより上のレベルへの向上へとつながります。
唯一私たちの中で変わらず守っているもの、それは変化です。物事を直すことにこだわっています。以前のアイデアが新しいアイデアよりよくないときには、頭を切り替えて、意見を変えるようにしています。進めていて何かが悪いなと 思ったとき、すでに決定したものにも疑問を投げかけます。私たちは、“触らぬ神に祟りなし"といった格言を信じません。私たちは変化を施し、改良し、前進していきます。
信頼に基づいて、疑問を投げかけています。チームメイトからタスクを受け取ったら、そのタスクに関してチームメイトを信用し、誠実にタスクに取り掛かります。結果をレビューする段階で初めて、フィードバックをお互いに交換し、 改善するところはないのかどうかを考えます。
これらは私たちの方針です。
私たちはこれらについてチームで話し合い、納得しました。これらの方針は私たちをより良い意思決定に導いてくれています。これらの方針は時間と共に変わってきますが(なぜなら、私たちは頭を切り替え、疑問を投げかける ことが重要だと考えているからです)、根幹の考えはこの10年間変わらず一貫してきたと言えます。
ぜひ私たちのこれらの方針についてのご意見をお聞かせください。私たちの価値観はいかがでしたか?
この記事はNozbe CEOのマイケルによって書かれました。